膝の痛みが40歳になって出てくる5つの原因

本日は膝の痛みが40歳になって出てきた4つの原因についてお話します。

 

なぜ40歳から膝の痛みが出るの?

40歳になって膝の痛みが出てくる原因は、遺伝的な要因もありますが、わかっている要因は5つあります。

①加齢

膝関節にはプロテオグリカンと呼ばれるクッションがあり、これは常に代謝を繰り返して、壊されては新しく作られます。

しかし、加齢とともに身体の代謝が落ちると、壊れたぶんだけのプロテオグリカンを作る事ができなくなり、量が減っていきます。

量が減るということはクッションの機能が果たせなくなり、膝に痛みが生じやすくなります。

 

②過度な運動

激しい運動などで膝関節を酷使すると、プロテオグリカンが壊れてしまいます。

30歳までなら加齢による代謝機能が低下しないため、壊れても新しいものを作りやすい状態です。

ところが、40歳を過ぎて激しめな運動をすると、プロテオグリカンは壊れても元に戻らなくなります。

また、「膝が痛くて運動はちょっと…」という方は、運動をしない状態であるためプロテオグリカンの代謝が落ちてしまいます。

安定したプロテオグリカンを維持するためには、適度な運動は必要です。

 

③女性ホルモンの減少

女性ホルモンに含まれるエストロゲンには、軟骨を保護する作用があります。

しかし、更年期が近くなってくるとエストロゲンの分泌が減り、プロテオグリカンも減ります。

 

④肥満

体重が重いほど膝関節の軟骨に負荷がかかり、プロテオグリカンが減っていきます。

目安としてBMI(体格指数)で算出する、肥満指数で25を超えると肥満となります。BMIが30以上の人は、プロテオグリカンの減少を疑うべきでしょう。

 

⑤膝をかばいすぎる生活

膝を動かさないことが習慣化してくると、膝の周囲の血流が低下します。

膝の関節軟骨に栄養を送るのは関節全体を包む関節包を満たす関節液になります。

膝の周囲の血流が滞れば軟骨に栄養が送られなくなるので、関節液の生産は衰え、関節軟骨が栄養不足に陥り、プロテオグリカンは減少しやすくなります。

また、膝の曲げ伸ばしをしない生活は膝への刺激が乏しくなり、プロテオグリカンが適度に破壊されません。

すると、プロテオグリカンの代謝も滞り、その量は減っていきます。

代謝が低下するとプロテオグリカンの生産機能も衰えるので、膝を動かしてプロテオグリカンが壊れても、すぐに補充できません。

結果として、プロテオグリカンが不足した状態を生み出し、膝を傷めやすくなります。

 

膝の痛みが40歳以降に出てきた方の中で、運動の習慣がなく、肥満の方は特に注意が必要となります。

 

プロテオグリカンって?

関節軟骨には衝撃を吸収するクッションの機能があります。

プロテオグリカンは、水分を引きつけて関節軟骨の内部に蓄える働きのあるものがプロテオグリカンです。

簡単に説明すると、水をたっぷり含んだスポンジのようなものです。

 

膝の屈伸運動や歩行などで衝撃が加わると、押されたスポンジから水が抜けていくように、プロテオグリカンに蓄えられていた水分が関節軟骨の外に押し出されます。

衝撃で関節軟骨から押し出された水分は、しばらくすると軟骨内に戻り、プロテオグリカンによって再び軟骨内部に蓄えられます。

こうした水分の出し入れを繰り返すことで、日常動作で加わる膝への衝撃を和らげています。

 

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